2017年3月27日月曜日

新住協 北海道地区大会 in十勝 聞いた事編

 北海道地区大会で実際に帯広にて聞いてきたことを...

①「冬は全室・全館暖かいのでタオルケットで寝ている」と聞いた事があるが、本当?
→そこまでは暖かくしていないそうです。室温的には20~23℃ぐらいと仰っていました。

②「信州では、冬どんな暖房?」と尋ねられました。
→全館暖房の家は超少なく、玄関・廊下・洗面・浴室・トイレや寝室は暖房していない。コタツだけの家もある。と答えると、「嘘だ~!」「風呂から上がったら凍えるでしょ?」と言われてしまいました。
→だから、ヒートショックによる死者数が信州は上から14位、北海道は下から2位なのだとハッキリ判りました。

③そんな差のある北信州と十勝。
先ず、冬の期間が違いました。
我々の地域の冬は、11月下旬~4月上旬までの5ヶ月程度。
対して、十勝では、10月下旬に積雪となり5月上旬まで暖房が要る、7ヶ月。
 そして、最低気温。
我々の地域では、最低気温がマイナス10℃以下は数日といったところ。
対して、十勝ではマイナス25℃位まで下がるそうです。
「シバレルな~」って聞くけど、最上級の寒さのこと?と尋ねると、
「寒い」よりは温度は低いけど我慢できる位のようで、マイナス25℃の時には「痛い!」っていうんだそうです!
 本物の寒さの1月・2月にお邪魔したかったと伝えると、
積雪は1m程だが、除雪した道路が完璧に凍り黒く見えるブラックアイスバーンのときには道産子でも車を路肩へ落とすそうで、「いや、来なくてよかったヨ。北海道が嫌いになるから...」って言われました。
  
④そんなに差のある結果は?
 本場の断熱を見に行った訳ですが、その結果は下記の通り。

  1. 屋根に瓦葺きが無い。寒さが凄すぎて凍結により瓦が割れるため使用不可。
  2. 窓で、アルミと樹脂の複合製品では結露して開かなくなるので必ずクレームに。
  3. バルコニーが外部開放なのは昔のスタイルで、今はインナーが主流。
  4. 北信では希少な弊社の断熱工法が、十勝では普通。(でも、300mm断熱までしているのは北海道でもまだ少ないそうです。)
  5. 自然の厳しさが半端でないため、会員さんらは良く情報交換をしていて意識高い系。
⑤これからの我々
 本場の暖かい家々を見せてもらって、我々の方向性は間違っていないと実感できました。
  今後更に研究、精進して「冬暖かく、快適で、健康を損なわない、且つ経済的」な家造りに励んでいきたい!と気持ちを新たにしました。



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