2021年4月9日金曜日

土地の評価方法

こんにちは。今日は土地の評価についてのお話です。

土地の適正な価格や客観的な評価を知るには、調べ方が大きく分けて4つあります。

「一物四価」(いちぶつよんか)と言われています。


①実勢価格

実際に取引された価格のこと。価格を決める際の大本になる価格。

(後述の項目もこの実勢価格を元に決められていると言われている。)


②公示価格

国土交通省から公表される、土地取引の指標となる価格。


③相続税評価額(路線価)

国税庁から公表される、相続税や贈与税などの算定基準となる価格。

公示価格の概ね80%が目安。


④固定資産税評価額

市町村から公表される、固定資産税や不動産取得税などの算定基準となる価格。

公示価格の概ね70%が目安。


③と④に関しては、実際の相場の7割~8割が納税の算定基準になるので

納税者には優しい水準で算定される様になっている訳です。

自分が所有している土地の評価を知りたい場合は④が確実です。

固定資産税納税通知書の明細書に評価額が記載されていますので

その数字を0.7で割れば概ねの相場は算出できます。

(例:評価額1,000万÷0.7=実勢価格1,428万)

①と②は「土地情報総合システム」、③は「路線価図」というサイトを

ネット上で閲覧すれば調べられます。


ですが上述した土地評価はあくまで目安で、

本当の土地の適正価格とは接道状況や方位、形状、周辺状況、道路幅員など様々な

要因が絡んできます。

また、業者が買取る場合は買い取った後の造成費などを踏まえた上で買取りしますので

相場と比べることはできません。


土地売却をお考えの方は、ご自身でお調べになるのも参考にはなりますが

まずはプロに相談する事だと思います。

お気軽にご相談ください。