2021年3月25日木曜日

精度の良い基礎にする為に、こんなことをしています


家を建てるための基礎工事の際、

敷地のどの位置に、どのようなコンクリートを打つのかをしっかりと示すために

「墨だし」という作業をするのですが

地面が綺麗に平らでないと墨だしの精度が出ません。

そこで、墨を出せる様に5センチ程度の厚みでコンクリートを流し込みます。

通称「捨てコンクリート」といいます。

私が入社して間もないころ、現場で初めてこの言葉を聞いたときは

捨てるって・・いったいどういう事?と思いましたが

建物の強度とは直接関係がなく、精度をより高める為の大事な作業と知り

納得したのを覚えています。


我々の様な業者が、普段当たり前に使っている通称や作業の内容は

ほとんどのお施主様はご存じないと思います。

私もこの業界に入っていなければ、まず知らなかったと思います。

ですので今回の様な細かい作業内容や言葉も、説明できる機会があればできるだけ

ご説明したいと思っております。

初心を忘れないよう心がけていきます!