家を建てるための基礎工事の際、
敷地のどの位置に、どのようなコンクリートを打つのかをしっかりと示すために
「墨だし」という作業をするのですが
地面が綺麗に平らでないと墨だしの精度が出ません。
そこで、墨を出せる様に5センチ程度の厚みでコンクリートを流し込みます。
通称「捨てコンクリート」といいます。
私が入社して間もないころ、現場で初めてこの言葉を聞いたときは
捨てるって・・いったいどういう事?と思いましたが
建物の強度とは直接関係がなく、精度をより高める為の大事な作業と知り
納得したのを覚えています。
我々の様な業者が、普段当たり前に使っている通称や作業の内容は
ほとんどのお施主様はご存じないと思います。
私もこの業界に入っていなければ、まず知らなかったと思います。
ですので今回の様な細かい作業内容や言葉も、説明できる機会があればできるだけ
ご説明したいと思っております。
初心を忘れないよう心がけていきます!