今年もあとわずかになってきました。
何かと気ぜわしい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今日は前2回の続き 最終回となります。
CADも何とか使えるようになり(知らない機能もありますが)、日々の業務
に取組んでいます。
作製された図面はその後、現場で工事をする各職方さんに渡り、実際の形になって
ゆきます。
図面の配布方法も随分と変わりました。
今はプリンターでサイズやコピー枚数の設定をすれば、プリンターの横に
張り付いていなくとも図面出図ができてしまいます。
又、メール等で図面データそのものをやり取りする事もあり
まさに、隔世の感といったところです。
昔話をひとつ
トレーシングペーパーと言う、薄い半透明な紙に鉛筆で手描きした原図を
感光紙に重ねて、ジアゾ複写機と言う機械に通して1枚1枚手作業で複写していました。
この機械、アンモニアを使って複写する為 作業中は目・鼻が痛いので閉口もの
でした。
さて、原図と感光紙が複写機に飲み込まれて行った途端に、ぐしゃぐしゃ音が~
原図もろとも一巻の終わり たまにこんな事もあるのです。
きれいだけれど、味がない?
以前は、図面を見れば誰が描いたものかわかるような、図面に個性が現れていました。
社内でも、描画する際の 線の太さ・線色等 は共通の設定にしていますが
図面を描く位置等 担当者の個性が現れる部分はありますが、昔ほどではないですね。
手描き時代へのノスタルジーですが、一本の線を引く時の 気持・重みを
思い出させる3話となりました。