2021年1月12日火曜日

比べて驚き!中古住宅の断熱改修費VS新築時の断熱施工費

  真冬本番ですネ!

 断熱を得意とするスカイホーム・ALOHA100は新築のお客様宅やモデルハウスではエアコン1台で冬中どこでも温かいのですが、恥ずかしながら弊社事務所は古くその仕様になっていませんので、連休明けの朝は冷え冷えしています。

 今朝のデスク下の足元の気温は何と、4.9℃!

冷蔵庫の冷蔵室並みです! 脚が…

 一昨年、中古住宅を購入した友人宅を改修させて貰いました。
断熱材の無い時代の建物で、天井・壁・床下に断熱材は入っておらず窓はアルミのシングルガラスでした。
 改修時に天井上・床下には断熱材を入れて窓は樹脂の内窓を追加しましたが、壁は費用が相当かかるため説明の上で既存のままとなりました。
 先日、そのお宅にお邪魔すると、「北側のキッチン壁の腰下が濡れているのは何故か?」との質問があり、現場を確認すると結露がひどい状態です。

 対策として、①本格的には、外壁を剥がして外から断熱工事をするか、②部屋の暖房を止めてコタツの局部暖房にして室温を屋外と同じにするか、③応急的には、サーキュレーターや扇風機で結露壁の空気を強制的に動かす(川の水が凍りづらいのと一緒)を提案しました。
 
  一方で、友人の健康状態は、朝の血圧が高いそう。
ヒートショックにも気をつけなければならない事と、上記②では体に負担がかかるのでお勧め出来ないことを伝えて、取り敢えず③を試してみる事に。
 扇風機を出してきて貰い、結露壁に向けて設置。数時間後、「結露が止まった!」とLINEで連絡を貰いましたが、残念ながら根本的対策にはなっていません。
 結露は目に見えますので対策を迫られますが、壁内結露だと見えない内に構造材が濡れてカビて腐ったりするので更に厄介です。

 古い住宅の本格的な断熱改修には、新築の断熱住宅の半分ほども費用がかかります。
新築時に本格断熱(国の基準では不十分です!)をしておけば、その1/5で済みます。
「転ばぬ先の杖」です。