暖かさというものは、体感していただく事が重要だと思います。
体感して、暖かいのか寒いのか己の体で判断するのが最も確実なのですが
今回はあえて数字のお話をさせていただきます。
「UA値」という言葉をご存じでしょうか。
日本語にすると「外皮平均熱貫流率」といいます。
なんだか難しそうな感じですが、簡単にいうと
外部へどれだけ熱が流れ出ているのかの度合いを数値化したものです。
もう少し言うと、外部へ逃げる熱量(熱損失量)を外皮全体で平均した数値です。
外皮とは外壁・屋根・天井・床・窓のことです。
つまりは断熱性能の指標となる数値なのですが、
この数値が小さいほど断熱性能が高くなります。
その数値が優れているのかを測る目安のひとつとして
国で定めている、一定の性能を満たした住宅で「長期優良住宅」というものがります。
長期優良住宅の基準UA値は「0.87以下」ですが
これは寒い地域になると基準が厳しくなり、長野県は「0.75以下」
最も厳しい北海道は「0.46以下」になります。
我々の超断熱住宅のUA値は平均して「0.3」です。
もちろん我々は長期優良住宅を目標や基準にしているわけではなく、
住宅性能はUA値だけで判断するものではないですが、
分かりやすい「数字」の比較という点も住宅を建てる上で参考にしてみてください。